暇人音楽好きのブログ

ひたすら自分の好きな音楽について語るブログ。マイペースに更新しています。

ポルノグラフィティ:隠れた名曲

超久しぶり。そして超絶今更ですけど、ポルノグラフィティが遂に定額制音楽サービスで解禁された。まぁCD全部取り込んでる自分にとってはあんまり関係のないことだけど、なんか時代だなぁって思ったりしてます。その中でも、Apple MusicでAppleが作ったプレイリストがあったんですよ。その名も「ポルノグラフィティ:隠れた名曲」。もうそれはワクワクして中身見に行ったんですけどこれ。

 

f:id:possaku:20180907222205j:imagef:id:possaku:20180907222208j:image

 

なにこれ。ほぼほぼシングル曲じゃねーか。ALL TIME SINGLESじゃねぇんだよ。どこが隠れてんだよ。

 

そんなわけで、このApple Musicのプレイリストがひどすぎるので今日は自分がポルノグラフィティの本気の隠れ名曲を何曲か出し、プレイリストを作ってみようと思う。では、行ってみよう。

 

M01: Regret 

Regret

Regret

  • provided courtesy of iTunes

32thシングル「EXIT」収録。作詞・作曲:岡野昭仁、編曲:ak.hommaポルノグラフィティ

タイトル通り、「後悔」を題材にして歌われた楽曲。ダーク岡野全開な曲です。「カタルシスを呼び醒まして」「ルシフェルの悪戯ほど」など意味の分からない単語が出てきますが、自然と溶け込んでくる世界観がある。「後悔」を題材にした楽曲なのに、なぜか聴くたびに心があらわれていくような感覚になる。なんか祈りたくなる。アウトロのギターソロも絶品。

 

M02: 煙

煙

  • provided courtesy of iTunes

31thシングル「君は100%」収録。作詞・作曲:新藤晴一、編曲:tasuku,Porno Graffitti

「ギフト」のような励みになる曲や、「元素L」のような壮大なラブバラードや、「カメレオン・レンズ」のような妖艶な曲などを書いてる晴一さんですが、この曲はそのどれにも当てはまらない。歌詞の言葉ひとつひとつの切れ味が鋭い。「誰かと分かり合おうなんて 正直 めんどくさい」「お互い三歩離れたら 万事がうまくやれる」全くその通りだと思う。アウトロはイヤホンで聴くことを推奨します。

 

M03: Free and Freedom

Free and Freedom

Free and Freedom

  • provided courtesy of iTunes

19thシングル「ジョバイロ / DON'T CALL ME CRAZY」収録。作詞:岡野昭仁、作曲:新藤晴一、編曲:ak.hommaポルノグラフィティ

タイトル通り「自由」について歌ってます。ある種哲学のような曲です。アコースティックな曲で、どこか異国を漂ってるような、ポルノ特有のメロディです。2番のBメロ~サビにわたっての歌詞がとにかくすばらしいから聴いてほしい。ポルノなりの自由に対する持論を表した曲だと思います。

 

M04: Anotherday for "74ers"

Anotherday for

Anotherday for "74ers"

  • provided courtesy of iTunes

 14thシングル「ラック」収録。作詞:新藤晴一、作曲:Tama、編曲:ak.homma

一応歌詞はあるけど、最後のほうでしか歌わないので、実質インストゥルメンタルです。Tamaポルノグラフィティとしての最後の作品です。当時開催されたライヴサーキット、「74ers」へ向けて作られた曲で、ツアー同様独創的な世界観が確立された曲。ロックなのに、なぜか踊りたくなるようなメロディ。Tamaの才能を感じる。ベースラインもホントにしっかりしてて、特にアウトロのスラップが良すぎてもうアウトロだけでも5億年は聴いてられる。

 

M05: Swing

Swing

Swing

  • provided courtesy of iTunes

 7thシングル「ヴォイス」収録。作詞・作曲:岡野昭仁

普通の別れて残されていった男を描いた失恋ソングだけど、歌詞の描写にとても哀愁を感じる。一番Bメロの「もう濡れることのない赤いサンダル残していった」とか、大サビの「相も変わらず煙草吹かし」とかも強がってるなぁって感じるし、なのに最後に「君を忘れてしまおう」って慟哭にも聞こえる歌声で歌ってるし、とにかくポルノの失恋曲のなかでも特に寂しい。間奏のギターのチョーキングもそれを物語ってます。名曲。まぁ作った本人存在忘れてたみたいですけど。

 

M06: ナイトトレイン

ナイトトレイン

ナイトトレイン

  • provided courtesy of iTunes

 24thシングル「痛い立ち位置」収録。作詞・作曲:新藤晴一

この曲はとにかくバンドサウンドがかっこいい。軽快なカッティングが映えるギター、スネアやシンバルの響きが気持ちいいドラム、唸るベース、そしてサビ終わりに入るクールなシャウト。最高です。曲の構成もすごくしっかりしていて、音の緩急がこれまた至高。

 

M07: CLUB UNDERWORLD

4thアルバム「WORLDILLA」収録。作詞:新藤晴一、作曲:Tama、編曲:ak.homma,ポルノグラフィティ

これぞTamaの真骨頂。ダンスミュージックのようなロックな曲。イントロのわけのわからんSEが流れた後の演奏が始まる瞬間はいつ聴いてもゾクゾクする。早いテンポにもまた爽快感があり、メロディラインもシャレオツ。間奏のピアノがまたいい。歌詞もオシャレかつ妖艶。晴一とTamaの本気と才能を全身で感じれる曲。

 

M08: Light and Shadow

7thアルバム「ポルノグラフィティ」収録。作詞・作曲:岡野昭仁、編曲:ak.homma,ポルノグラフィティ

なんか個人的にアルバム「ポルノグラフィティ」って全体的に影がうすい印象があるんですけど名曲が多い。それもまたその一つで、少しダークネスな感じな楽曲とちょっと厨二っぽさがある歌詞がマッチしてる曲で、シンプルにカッコいいっす。この曲もバンドサウンドがとても気持ちいいです。この時期のバンドサウンド好きだなぁ。

 

M09: Love, too Death, too

26thシングル。作詞:新藤晴一、作曲ak.homma、編曲:ak.homma,ポルノグラフィティ

シングル曲なので入れようか迷ったんですけど、あんまりファンでも話題に上がらないことやファン受けもそこまで(?)って感じだったので入れてみました。「散り様の美学」を題材に、それを恋愛や人の生命にかけて展開されていく曲で、歌詞もメロディも含めとても独創性があふれるポルノ中期の名曲。この間どこかの記事で「メロディがスカスカで安っぽい」みたいな感想があったけどどこがだよ。ストリングスやブラスが織りなすシリアスな雰囲気にラテンとロックが混ざって最高じゃねぇか。歌詞も哲学的でいい。

 

M10: ∠RECEIVER

∠RECEIVER

∠RECEIVER

8thアルバム「∠TRIGGER」収録。作詞:新藤晴一、作曲:岡野昭仁、編曲:ak.homma, Porno Graffitti

ポルノには珍しく社会的なメッセージも持ち合わせてる楽曲で、聴き終わると様々なことについて考えされる。この曲は2010年に発表されてるんですけど、今の時代こそこういった楽曲が必要なのではないでしょうか。晴一さん最近こういう切れ味鋭い歌詞書かなくなったなぁ。この楽曲のメッセージ性には何か心が動かされるものがあります。2番の歌詞を特に聴いていただきたい。

 

M11: 生まれた街

34thシングル「ゆきのいろ」収録。作詞・作曲:岡野昭仁、編曲:朝本浩文,Porno Graffitti

この曲はとにかく異質。故郷への想いがテーマになっていて、聴くと幼い頃に過ごした情景とかが浮かんでくるんですけど、曲がものすごく暗くて不安になるようなメロディなんですよね。けどどこか包み込まれるようなぬくもりみたいなのも感じ取れるし、不安になりつつもなぜか安心もする。アレンジャーもいつもと違う方なのでまた違ったポルノを感じれる曲です。

 

M12: LIVE ON LIVE

LIVE ON LIVE

LIVE ON LIVE

ライヴDVD「“BITTERSWEET MUSIC BIZ” LIVE IN BUDOKAN 2002」収録。作詞・作曲:岡野昭仁、編曲:ak.homma,ポルノグラフィティ

珍しくDVDのボーナストラックとして収録されている曲。読み方は「リヴ オン ライヴ」。ライブに挑む観客のことが描かれている。ライヴにおいて観客の高揚感や、興奮、衝動、感動という感情が歌詞に全て詰まっていて、共感どころかとにかくライヴに行きたくなる。しかし歌詞の意味をよく考えてみると、ただ単に観客の気持ちを歌っているのではなくて、ミュージシャンとしての自分たち(ポルノ)へのメッセージにもなってるのではと思う。そういう点でいうと、観客とミュージシャン両方の視点からのライブへの気持ちが読み取れる曲になる。要は名曲だってこと。ちなみにリンク貼ってますが、シングル「EXIT」には、2011年末のこの曲のライブ音源が収録されてます。両方必聴。

 

 

 

如何だったでしょうか。できるだけライブで演奏されてない曲や、ファンの中でも話題に上がってない曲を出したつもりです。先日始まった “UNFADED” ではこの中のどれかが演奏されたりしてるのかなぁ。あぁ、福井、幕張公演参加するけど楽しみすぎる。

 

またUNFADEDのレポもするつもりなのでその時にでもまた。

 

メリクリ&良いお年をお過ごしください。

 

 

 

 

 

 

「ブレス」感想

ポルノグラフィティ47枚目のシングル、「ブレス」。ポケモンの主題歌にもなるこの曲。先日カフェイレで解禁されたので聴きました。

まぁそれなりに何回も聴いたんですけど、未だにMaybe Blueが頭から離れないので、パッと感じたことだけ。

 

まずメロディがめっちゃシンプルですね。ポルノって昔からメロディやリフ、例にあげると、「アゲハ蝶」や「シスター」、「ジョバイロ」や、最近でいうと「君の愛読書がケルアックだった件」などなど。

結構印象的で独特なのが多かったんですけど、今回は至ってシンプル。清々しいほどシンプル。けどそのシンプルさが、今までにあった爽快感のあるどの曲たちよりもズバ抜けて爽快感がある。何だろう、メロディがめちゃくちゃ青い感じ。そして公式HPにも書いてる通り、音数を限りなく絞っているから、何度も聴いてられる。耳が疲れねぇ。耳に優しい。とりあえず一番最初に感じたことそれ。

 

そして今回も打ち込み音源が。正直いい加減バンドサウンドの曲聴きたいんだけど、この爽快感が全てかき消してくれる。心を穏やかにする。心にも優しい。

 

そして歌詞、今回も新藤先生。晴一さんの歌詞といえば、「元素L」、「月飼い」、「ミステーロ」や「夜間飛行」などなど、文学的なのや、ファンタジックな歌詞が比較的人気だと思うんですけど、俺は晴一さんの書く励ましソングの歌詞こそが、晴一歌詞の真髄だと思ってる。

だって晴一さんの書く励ましソングの歌詞って、励ましソングの常套句、「頑張れ」を決して言わないもん。むしろネガティブでもいいんじゃない?って開き直ってるし、ある種捻くれてますけど、そこらへんにあるような歌詞の薄っぺらい励ましソングかよりは説得感やひとつのフレーズにも重みがある。そして今回の歌詞の題材でヒットチャートなどの音楽的なものにも触れているのもミュージシャンとしては本当に重みがありますね。そういったものに触れつつ、完成度の高い励ましの歌詞を書けてるのには本当に脱帽ですねぇ。ねぇ本当に前のアルバムで「エロい動画」とか「アンダーヘアー」って書いてた人?

 

そんな「ブレス」。ポケモンキッズたちにはちと難しい歌詞かもしれんが、すごい温かみもあるいい曲だと思う。そのキッズたちの曲を聴いた後の笑い声に伴うブレスが、またポルノグラフィティを次なる一歩へと導いてくれたらなぁと思う。

 

 

 

 

 

 

 

UNICORNの「Maybe blue」って曲を今知ったんだけどすげぇな

 

UNICORNの超名曲「Maybe blue」。まぁさっき知ったんですけどね。UNICORNファンの皆さまからすれば、タイトル読んで「何今更当たり前なこと言ってんだ」と思ってると思いますが、この曲聴いたらすげぇ衝撃的だったんですよ。イントロのあのシンセサイザーのメロディが鳴った途端、稲妻が全身を駆け巡ったんですよ。音楽では久々ですよこんな感覚。曲が展開していくにつれ、ワクワクゾクゾクしたんですよ。しかしその感覚とともにあるひとつの疑問が浮かんだんですよ。「あれ?UNICORNってこんなバンドだったっけ?」って。

そもそもみなさんはUNICORNってどんなバンドって感じてますか。僕もそこまで深く知ってるわけではないですが、少なくとも僕は、例えば

のような激しいロックサウンドとともに歌詞も少し馬鹿げてる感じや

のようなメロディも歌詞も穏やかでどこかのほほーんってしてる感じとか

 

いい意味でふざけてるような、変に肩の力が入ってないような、変に着飾らず、気ままに音楽を奏でてるイメージなんですよね。

まぁそんな雰囲気が何よりのUNICORNの唯一無二の魅力だと思いますし、そんな姿に「あぁかっけぇな」って素直に感じてたりしてたんですけど、今回「Maybe blue」聴いていい意味でガラリと変わったんですよ。脳天を思いっきり鉄棒で殴られた感覚。なんだこのメロディも歌詞もシリアスな曲は。シリアスだし、クールだし、なにより聴いててめちゃくちゃ爽快感がある。気がつけばタワレコに駆けこんでた。そして血眼になって「Maybe blue」が入ってるUNICORNのアルバムをさがして、もう今鬼リピしてます。かれこれ昨日から聴き始めて100回は聴いた。まぁ全然飽きがこない。むしろ聴くたびにゾクゾク度が増してくるんですよ。これホントに三十年近く前の曲ですか。すごく魅力的。もうとりあえず好きなところを語る。

 

・メロディや曲調がすさまじい

作曲は民生さん。まさかこんなクールでかっこいいシティソングが作れたとは。おみそれいたしました。わたくしがバカでございました。まぁ何度も言っている通り、曲はクールで常にキリキリと張り詰めた雰囲気。そしてどこか切ない。まぁ歌詞を見ると一夜限りの男女の恋、そしてその後の残された男の感情って感じでしょうか。そんな歌詞だからどこかメロディに切なさが感じるんだと思います。

 

シンセサイザーがとにかく万能

この曲聴いてまず思ったことは、シンセサイザーがすごいってこと。イントロでのたったあの4音だけで爆発的に高揚する。そしてそのメロディの万能さ。うまくは言えないんだけど絶妙に切ないんですよね。こんなシンセサイザーの音は初めて聴いた。シンセサイザーって基本サウンド機械的でどちらかというと冷たい音のイメージなんですけど、これは妙に生暖かさみたいなのがあって、変に包みこんでくるんですよね。うまく言えませんが。かつシリアスな雰囲気も織りなしていますしホントに万能。そんでもってメロディラインも独創的だから、非の打ちどころがない。シンセサイザーだけでも十分聴いてられる。あと2011年のツアーでは、生ピアノで演ってますが、こっちもいい。さらに深みがある感じで、いかにもこの曲のシンセのメロディラインが最強かってことが分かる。

 

・ドラムの隙のなさ

まったくもってドラムの隙がない。ドラムの音がないところがほとんどない。ホントに隙ねぇなって思ったのが一番のサビに入る前の「ダダンッ」の直後のスネア連打。初めて聴いたとき「おっほ」って変な声出たもん。あとサビのひとフレーズ終わった後のシンバルもいいですね。その隙の無さが曲の張りつめた空気を保ってくれている感じがあって、ホントにいい仕事してるなぁって思います。変に走ってる感じもしないしませんし。まぁけど川西さんしんどそう。

 

・すげぇ余裕があるギター

大体デビューしたてのバンドのギターサウンドってどの曲もとにかく落ち着きがなくて、もうひたすら暴れてるって感じがするんですけど、この曲はドラムと打って変わってすごい落ち着いてて余裕があるんですよね。この曲のギター、サビや間奏とかを聴いてると基本的にずっと「ジャーーン」ってやってるだけなんですよ。いやぁ、ただの「ジャーーン」だけでここまで深いサウンドが出ますか?まさしくシンプルイズベスト。唸った。そして、余裕があるのはそこだけではなく、ソロに入る時、あえて一小節空けてからソロに行ってるんですよね。これまたすごいなぁって思った。こんなにドラムが激しい曲だったら、一小節空けずにソロに入っても普通にかっこいいと思うんですけど、あえてここに一小節空きを入れることによって生じる、余裕の空白。空白の美学。そしてそのあとに続くソロも、少しタメたプレイと、スピーディなプレイがマッチしてて、最高にクール。そして今までの落ち着いたプレイとは裏腹に、ソロ明けにピックスクラッチを入れるというこのテクニカルさ。いやぁ、テッシーさんギターうまいなぁやっぱ。そしてアレンジのすばらしさ。

 

とはいえ、調べたところこの曲、UNICORNのメンバー本人たちはあまり好んで演る曲ではないみたいですね。まだUNICORNの方向性を探っている時に作った曲で、さっきも自分が言ったような今のUNICORNのイメージには合わないという理由で長らく封印されてた曲みたいですが、どうやら再結成後の2011年のライブで演ったみたいで。なにそのエピソード。胸熱すぎる。デビューからUNICORNを知っているファンの方々からすれば、たまらない曲なんですよね。なんかその感動味わってみたいな。デビュー当時からUNICORNを聴けた世代羨ましくて仕方がない。ここまで出会えてよかったって感じた曲は久々です。とりあえずUNICORNのライヴ行きてぇ。

 

 

 

 

 

カメレオン・レンズ感想

f:id:possaku:20180402125223j:plain

いやぁ〜〜WOWOWサイコーだった。ぽっさくです。
さぁついにリリースされたカメレオン・レンズ!!!カフェイレで音源初解禁した時も感想書きましたが、今回も書くよ。てかこの曲初解禁からもうかれこれ1000回は聴いたと思うんですけど、全然飽きが来ない、いつ聴いてもゾクゾクするし、新しい発見もあるし、勝手に身体でリズムを刻んじゃうし、でそれを電車の中でちょっとやってしまって変人みたいに見られるし、とにかくしゅごい楽曲。いや、マジで売れてくれよ。この曲が売れない音楽業界なんて老い先長くねぇぞ。ライブでも言ってたけどポルノ的にもいろいろ挑戦した曲だし、とにかくしゅごいから売れてくれ〜〜
以下感想です。ちょこっとツアーのネタバレあり。

 

 

M1.カメレオン・レンズ [作詞曲:新藤晴一、編曲:篤志,Porno Graffiti]

はい。間違いなく近年のポルノの中で最高傑作、いや、二人体制のポルノになってからの最高傑作と言っても過言ではない。いやぁ、メロディはシンプルだけどそれがまた魅力のひとつで、何度聴いても飽きなくて、なんというかシンプルなのにすごく深いメロディなんですよね。前にも言いましたけど複雑に絡み合った迷宮のような。その感覚がドラマ「ホリデイラブ」の雰囲気にもマッチしてるんですよね。だって、ドラマ超ドロドロォ...で人と人との関係とか各々の環境とかすごい複雑だったじゃないですか。まぁ平岡祐太の立ち位置謎だったけど。お前、偽黒井殴るしか見せ所ねぇじゃねぇか。てか偽黒井殴る前に純平を殴れ。偽黒井や里奈より純平のほうがよっぽどドクズだったぞ。なに純平しれっと里奈をサイコパスな悪者みたいに見てるんだ。お前ほうがよっぽど悪者でサイコだぞ。てか松本まりか演技うめぇ。あとかわいい。

ライブでも言ってましたが、今回はいろいろと挑戦的な曲だと、ポルノグラフィティ的にも踏み込んだことのないような道へ行ったと、昭仁さん言ってましたけど、その最たる理由が打ち込み音源でしょうね。「Part time love affair」「MICROWAVE」とかもそうですけど、最近のポルノってどこかEDM志向なところあると思う。「Montage」とかもそう、「Montage」とかはロック色、バンドサウンドがまだ強いところはあると思うのですが、「MICOROWAVE」と今回の曲は、ほんとにEDM感ありますよね、EDMっつうーか最近の洋楽テイストっていうか。ほんとにライブで出来んのかよって思いましたもん。まぁ個人的なことを言えばこういった曲はどちらかといえば苦手です。「MICROWAVE」も最近やっと好きになった感があって、初聴で好きになることはなかったんですけども、今回は一回目からハートグワシッって摑まれたんですよね。いや、厳密に言えば二回目から。一回目は「またこういう類のかよ~」ってのが自分の中にちょっとあって。けど二回目から「え、なにこれ神」ってなった。まぁそれぐらい抵抗がすぐなくなったんですよね。この曲のほうがそういったテイストが強いのに。まぁそう感じたほど曲の展開や構成の仕方が短期間で抜群に伸びたんだと思います(超上から目線)。やっぱりあのイントロのキリキリと極度に張り詰めた静寂感から、サビ前の「ノォンノォンノォンノォン」で一気に雰囲気がガラリと変わるあの部分は、いつ聴いても鳥肌が立つし、ゾクゾクするもん。

そして歌詞。今回も新藤先生は最高の歌詞を世に残してくれたよ。ね、ほどよく日本語の文学的な歌詞に調和する英語歌詞、そして「バラ」や「ワイン」と言った小洒落たワードが各地に点在するところ、そして何より二番目のサビの歌詞よ。ライブに行くまでは「青い鳥」を「お祈り」だと思ってて、「はぁ?」って思いながらも、無理やり解釈してたんですけど、「青い鳥」ね。ようやく合点がいったと同時に、唸りました。なるほど、なるほど、なるほどぉ....ってなんか勝手に黙り込んだ。いやぁ、単に二匹の鳥を比喩して言ってるだけなのにここまで歌詞に深みが出るとは。「青い鳥」が「カラス」になる。たったそれだけで、まさしく「ホリデイラブ」のような、今までどんな複雑で狂気染みたことがあって、これからさらにそれがどれだけ不吉な異形なものに姿を変えるのか。って想像できる。放した青い鳥が今度はカラスとなって牙を向け、歪な結末へといざなう、みたいな。まぁすごいですよ。とりあえずここの歌詞が好きです。

あと、今回あんまり注目されてないけど、Skoopさんのコーラスがあるんだからな。音楽番組とかでも全然その部分とりあげられてないけど。いやぁ、使い方が豪華。英語の部分はもちろん、サビの部分にちょくちょく入るあのコーラスワークが素晴らしすぎて。ラスサビの「アーーーーーーー!!!」とかすさまじい。ただでさえ岡野昭仁ヴォイスだけでも十分素晴らしいのに、そっからTAKEさんの妖艶でエロティックなコーラスが入ったら悶える。自分野郎だけど、これはやられる。

そして、岡野昭仁の歌声よ。今回も最高です。ポルノの楽曲って一瞬にワードがたくさん詰まっていて、それに伴って昭仁さんの歌声もスピーディな曲が多いんですけど、今回はすごい余裕がある。それはこの曲がスローテンポだからってのもあると思うけど、ただ単にそうじゃなくて、なんかタメて歌っているっていうか、貫禄みたいなのもあるんですよね。いや、元からあるんだけど、今までのよりさらに磨きがかかってて。とにかくすばらしい。あと今までの歌い方とすこし違うけど、ちゃんとらしさもあるっていう。Dメロ最後の裏声。あんなきれいな裏声聴いたことありますか???

とにかく素晴らしい。一曲でこんなだらだらと書いちゃったけど、素晴らしい。この五文字が最もふさわしい楽曲です。

 

M2.前夜 [作詞曲:岡野昭仁、編曲:tasuku,Porno Graffitti]

この曲も結構スローだけど、バンドサウンドが激しい曲。まぁよくいえば昭仁さんらしい前向きになれる曲、悪く言えば、アホみたいにストレートな曲。正直結構聴き込んだけどまだいまいちよく摑めてない曲です。けどこの季節にぴったりな、前向きになれる曲なのは確か。まぁほんとに昭仁さんらしい曲。ほんとそれだけ。歌詞のあの頑張ろうって高揚する感じの歌詞はさすが昭仁さんって思います。

 

M3.カゲボウシ (Live at NHKホール 2018.01.31)

こちらをどうぞ。感想書こうと思ったんですけど、カメレオン・レンズの感想を書くのに精力をほぼ使っちゃったので、また今度あとから編集するなりで書こうと思います

 

 

はい。ほぼカメレオン・レンズメインで感想書きましたけど、今回も思ったことはただひとつ!!今回もよかった!!!!!!

ではまた

[ネタバレ]BUTTERFLY EFFECT 2/13 レポ

f:id:possaku:20180214193251j:image

行ってきましたBUTTERFLY EFFECT!いや、今回はセトリも演出も含めて最高!彼らは常に進化してます、新しい試みもあったし本当に素晴らしいステージでした。

今日はその大阪初日、2/13のフェスティバルホール公演のレポを!覚えてないところは本当に覚えてない、あと語彙力の欠如。大いにネタバレしてるので嫌な方はここで回れ右!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-SET LIST-

OPENING

01.夜間飛行

02.LiAR

03.真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ

04.ワールド☆サタデーグラフティ

05.ダリア

06.リンク

07.メリッサ

08.Working men blues

09.170828-29

10.君の愛読書がケルアックだった件

11.MICROWAVE

12.カゲボウシ(岡野昭仁弾き語り)

13.月飼い

14.Part time love affair

15.Fade away

16.Rainbow

17.ギフト

18.THE DAY

19.ハネウマライダー

20.キング&クイーン

-ENCORE-

21.カメレオン・レンズ

22.ジレンマ

 

OPENING

まずステージには細長い半透明の垂れ幕が5枚垂れていました。開演前からグッズのロングTシャツにあるような柄が描かれたり、飛行機の離陸シーンが映ったり。開演後はアコギのSEとともに、ロングTの柄が。そこには昭仁さんと晴一さんのシルエット。そしてまたもや夜景に飛行機の映像。勘がいい人はこれで一曲目が何か分かったと思うけど、俺は気づかなかった。そして二人のシルエットが昭仁さんのは真ん中の幕、晴一さんのはその右隣の幕に行くとライブがスタート。

 

01.夜間飛行

いやぁやられた!一曲目が意外すぎる!!垂れ幕には雨水がゆっくりと降ったり戻っていったりの演出が。一曲目から幻想的な雰囲気に会場が包まれる。幻のように甘い時間でした...ギターソロも甘美的。あぁ本当にいい始まり方だった...

 

02.LiAR

ここで真ん中の3枚の幕が半分だけあがる。映像に唇が真っ赤なセクシーおねえさんの顔が。この映像演出Dメロの「吐く息を凍らせ〜」の所が曲の妖艶さとドロドロしたところにマッチしていて凄くよかった。そして曲が終わる前に白と赤の照明が激しく点滅していてかっこよかった。

f:id:possaku:20180218205805j:image

スクリーン映像の演出、冒頭の所こんな感じでした。これを左右対象に。拙い絵で申し訳ないですが....個人的には曲の世界観に本当にハマってていい演出でした。

 

03.真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ

やっとライヴで聴けたこの曲!どこで聞いたか忘れたけど、この曲しんどいからあんまり歌いたくないって昭仁さん言ってた割には難なく歌い上げていた。この曲も激しく点滅する照明!一曲目からの静かな雰囲気が一気にここで高揚してました。

 

-MC-

昭「どうもこんばんは!
盛り上がってますか!!熱くなってますか!!みなさんの心はもう熱くなってますか!!大阪に帰ってきました!ただいま!わしらがポルノグラフィティじゃっ!大変迷惑をかけました!!ヴォーカルの岡野昭仁です!!僕はもう元気になりましたー!!!ギター新藤晴一!!!」

晴「こー喉を使い身体を使うヴォーカルはインフルエンザになったらライブできないけど、俺らみたいな楽器扱ってる者は、最悪手さえ動けばいけるじゃん(笑)けどサポートメンバーやスタッフはもちろん、迎えに来るマネージャーとかにもうつしたらいけんけぇ、だから俺もしインフルなったら潜水服でも着ようかなと(笑)あの、頭金魚鉢みたいなの。けど考えたらブクブクするやつがないなって思って今度は宇宙服着よう思ったの。まぁわしらアポロでデビューしたしね(笑)んで宇宙服で調べてみたら1着いくらすると思う?12億よ。それは流石に無理だなぁって思って今度は宇宙服にレンタルって打って調べたの。そしたら5万円で借りれるって!これならいけるなぁって思ったんだけど、よく考えたら誰にもうつしちゃいけんけぇ、家出る瞬間から着ないといけないなぁ思って今度は宇宙服重量って調べたら、120kgだったの!!そこで僕は思ったんですよ。結局元気が一番って!!(笑)」

昭「そりゃそうじゃ。(笑)

えー今BUTTERFLY EFFECTっていうツアーやってるんですけど、今回から新しい仲間が加わりましてね、普段から曲のアレンジとかやってくれてます、ギターのtasuku!!」

t「えーtasukuです。よろしくお願いしまーす。インフルエンザには一度もかかったことがありません。」

昭「え?一度もないの??」

晴「一回気づかずになったりしたんじゃないの?」

昭「ワンシーズンで2回かかったりするからね笑 AとBと連続でね」

晴「いやまだわからんでぇ、今度はC型とかもあるっていうし....」

昭「今度はC型!?もう勘弁してくれ!(笑)
えーtasukuです。」

t「よろしくお願いしまーす!」

昭「えーさっきも言いましたわしらBUTTERFLY EFFECTっていうツアーやってます、今日はBUTTERFLY EFFECTの曲たちもたのしんでもらうんですが、まぁポルノグラフィティ18年という長い歴史もありますから、今日はその歴史も感じられるような曲たちも聴いてもらおうと思います!
最後まで楽しんでいきましょ〜!」

 

04.ワールド☆サタデーグラフティ

いや、選曲に驚いた思わず「おぉ!!」って言っちゃった。まさかのこの曲ですか。もちろんライブアレンジでの大阪初日Ver.の出だしは「火曜日なのに雪だねここは大阪なのに...一人じゃないけどねー!!!」でした。そしてまさかの晴一さん60年レスポール使っててびっくり。幕張では黒テレ使ってたからねぇ。今回本編だけだったらこのギターとヴィンテージテレだけだったから多彩性にはかけたけどギターの活用法が本当に上手でした、また新しい発見もできて満足。

 

05.ダリア

また変な声出しちゃったよ。最近っていうかもう4年前だけど惑ワ不ノ森でやったからしばらくは、下手したら二度と聴けないだろうなぁって思ってたんだけど、聴けて感無量。そしてこの曲もレスポールで!原曲では2番終わった後のブラスのところをtasukuさんと共にギターで弾いていたところが最高にカッコよくてシビれた。昭仁さんはバズリズムの時に使っていたTONE BLUEのギターを使ってました。

 

06.リンク

なかなかコアな曲たちが続く。久々に聴いたんですけど、ライヴ映えするねぇこの曲も。

 

07.メリッサ

最近ハガレンを久々に見たから聴きたかったんだよなー!!序盤にやるメリッサは珍しい。ここまでずっとフルスロットルで、熱気ムンムンでした。そしてレスポールでのソロ聴けたありがとうございます

 

-MC-

昭「えーここまで4曲連続で聞いてもらいました。最初の一曲目は「ワールド☆サタデーグラフティ」という曲でこの曲も久しぶりにやりました。そして次の曲「ダリア」もなかなかライブではやらない曲です。そして「リンク」。この曲も久々にやった。そしてみなさんにはおなじみのメリッソ....。「メリッソ」。ねぇ、この曲何年もやってきてどれだけ頭にインプットされてきたじゃろうね。なのにメリッソと間違える。「メリッサ」。「メリッサ」ね。聞いてもらいました。
えーここでBUTTERFLY EFFECTの曲が続くのですが、そのBUTTERFLY EFFECTをより一層感じてもらうため、晴一さんに改めてBUTTERFLY EFFECTとはなんぞやと説明してもらおうと思います!」

 

晴「説明しよう!(笑) BUTTERFLY EFFECTとは..... えーっと何から話したらええんじゃろ。えーっといっつも自身の曲たちを作曲とかをしてると、こう今のこの世界中にはとてつもない数の曲たちがあるじゃん。まーApple MusicやらiTunes musicやらGoogle Playやら....何万何十万も何百万曲とあるじゃん、まぁその曲たちの中には、世界的名曲...もう誰もが知ってて、もう人類の宝みたいな曲とかもあるんですけども。まぁそんな曲たちを月額いくらか払ったら一気に聴けるこの時代に俺たちがたった何曲作って何になるんだ!!っていっつも締め切り直前に思ったりするんですけども(笑)

あのーバタフライ効果って言葉があるんですっ。こー蝶が羽ばたいたら、その羽ばたきの風が何回も何回も重なっていって地球の裏側では竜巻が起こる、みたいな。まぁそのバタフライ効果のように雨粒の一滴一滴が川を作るし、その川が今度は海を作るし、そして今度は海が雨雲を作るし... まぁそういった風に我々もこの音楽の海にそういったのを一粒一粒出していき、影響を与えられたらなと思い!今回、このようなタイトルを付けました!!!」

 

 昭「おつかれさまでしたぁー!!」(90度おじぎ)

晴「ありがとうございましたぁー!!」(90度おじぎ)

昭「というわけで、わかっていただけましたか??ここからはBUTTERFLY EFFECTの曲たちが続きます。みんなも全身でそのBUTTERFLY EFFECTを感じてくれっ!!」

 

08.Working men blues

いや〜この曲もライヴ映えが凄かった!スクリーンに歌詞が映し出されてたような映し出されてなかったような。曲の世界観もそうですけど、やっぱり改めて聴くとすごいロックだなぁと。手を挙げて振る感覚も、あぁロックなライヴだなぁ。となんかここでめちゃくちゃ感じた。

 

09.170828-29

曲の前にアポロのアルバムVer.のイントロが流れながらスクリーンにはミサイルのニュース映像が。そして最後に「170828-29」と高々と映し出され、曲がスタート。ロックな曲達が続いたので、彼らが最高に輝いててカッコよかったなぁ。「戦場からインスタグラム〜」のところは高揚した。サビでステージの真ん中にあるスピーカー(?)の上に昭仁さんが立って歌い上げてたのがかっこよかった。そしてみんなでピースサイン!✌️✌️✌️

 

「170828-29」が終わった直後に薄い幕が降り、いきなり映像がスタート。そこに映し出されたのは、「あの大人気の少女漫画が遂に映画化!」は???と思っていたら休む暇なくはっさくメガネが登場(CV.岡野昭仁)。そしてそこには同級生の女の子ミウが!(この子多分去年年末のCDTV愛が呼ぶほうへのドラマに出てた子と同じ)ミウが本を落とす!ブックカバーが外れたその本には“ジャック・ケルアック”という文字が!そして映し出されるはっさくメガネとミウとの何気ない日常!そして徐々に気づいていくお互いの愛情!そして突如病気で倒れてしまうミウ!病院に運ばれるミウ!そこには白衣を着た新藤先生!はっさくメガネ「なんで、黙ってたんだよ....(イケボ)」!ミウ「ごめんね...」!はっさくメガネなんか走る!そしてスクリーンに出た文字は!!!映画「君の愛読書がケルアックだった件」(※公開予定はありません)!!

 

10.君の愛読書がケルアックだった件

いやぁ面白い演出でした(笑) 率直なことを言えば、この予告風の映像のインパクトが大きいすぎてどんな感じだったか覚えてない....w けどギターソロ明けの「Your Wish」は観客に歌わせる感じでしたね。

 

11.MICROMAVE

 イントロはアレンジで長めで曲がスタート。その時の映像演出がちょっとPANORAMA42の照明ぽくて(たぶん)ちょっと幻想的でした。そしてここで電子ドラムも登場!アルバム聴いた時、打ち込みドラムのところ、ふつうに生ドラムですると思ってたら電子ドラムで叩いてくれたので嬉しかった。

 

そしてここで昭仁さん以外のメンバーは一時退場。ステージセットはスクリーンと幕を活用して、森の中のようなステージを再現。昭仁さんはアコギを持ってます。

 

昭「はい、なんか森のセットですよ。なんか森の中にいるよぉ。そして僕がこの森の中でベンチに座っているよぉ。えーここからは少し僕一人でやりたいと思ってますんで、よろしくお願いします。なかなかこういう機会もないからね!えーポルノグラフィティの活動を始めてもう20年以上経ってるんですけど、その中でありがたいことに「昭仁さんの歌声は綺麗」とか「滑舌が良くて歌詞が聴き取りやすい」などという言葉を頂いたりしています。しかし、よく考えたらそれは自分で磨きあげたものではなく、親から貰ったものだなと。最近気づいた。
こう本当にすぐ調子に乗る性格だからね、本当に最近気づいた。つい4年前ぐらいに(笑)んで気づいた4年前に一回ヴォイストレーニングに行ったんです。そこでいろんなことを学んで、また新しい道とかを切り開いたんじゃけども...。あの、この間Amuse FesっていうAmuesの人達が集まったフェスが幕張ってところであったんですけど、そこで後輩とかが出ててわしも張り切って、あの後輩の曲カバーしたんですよ。Pefumeのポリリズムって曲をカバーしたんですけど、ちょっとやってみますね。」

ここでワンフレーズだけ「ポリリズム」を弾き語りで披露!まさかこんな形で聴けるとは思ってなかったので、悲鳴あげそうになりました。

昭「はい。それでカバーしたんですけど、その様子が朝のテレビのワイドショーとかで流れてたんですよ、「ポルノグラフィティがPefumeのポリリズムをカバーしました。」みたいな。そのあと、それを見た、僕も尊敬する大先輩のミュージシャン、スガシカオさんから「岡野くん〜なんやあのポリリズムは。ポリリズムって曲はあんな青筋立てて歌うような曲じゃないよ(笑)もうデビューして長いんだから、ちょっとそういった前のめりな歌い方じゃなく、ちょっと一歩後ろに退いた歌い方をしてみればいいんじゃない?」って電話が来てね、あぁなるほど〜そういった歌い方の仕方があるのか〜ってまた学ばせていただいたんですけども、まぁ青筋立てた歌い方っつたらわしの専売特許じゃん?(笑)もうグワーっと真っ直ぐ歌い上げるみたいな笑まぁそれで一歩退がった歌い方みたいのを練習してきたので、その一歩退いたポリリズム今からするね。」

再びワンフレーズだけの「ポリリズム」。

昭「いかがでしょうか。一歩退けてるでしょうか??まぁ今日はそういったものを活かしてアルバムの曲じゃないんだけどここで一曲したいなと思っています、カゲボウシを聴いてください。」

 

12.カゲボウシ(岡野昭仁弾き語り)

802のLIVE IT UPの最終回でもカゲボウシの弾き語りしていたけど、全く雰囲気も表現力も歌の技術も違ってましたね。特にBメロの所の歌いかたがソフティだけど、どこか説得力というか、力強さもあって...とにかく優しい歌声でした....元々親からもらった昭仁ヴォイスに更に自身の磨きが入ったので、もう至高の歌声です。はー耳が幸せ幸せ。本当にいいステージの使い方です。昭仁さんの歌声にまた新しい可能性を発見しました。

 

そしてここで昭仁さん退場。その後先ほど退場したメンバー全員が登場。そしてSEと空間立体のような映像演出とともに、晴一さんのギターソロと語りが。

午前五時に反転するものは
本当と嘘
今日の嘘は昨日の本当
海の底から見た魚は空を泳ぎ
空から見た鳥は海の底を飛ぶ

午前五時に反転するものは
本当と嘘
沈黙と静寂
二人に訪れるのは沈黙
一人に訪れるのは静寂 

みたいな。不思議な世界観でなにかファンタジックなものも感じ取れる雰囲気でした。そして語りが終わると、大きくギターを上げてチョーキングしてほかのメンバーと演奏を続けていると、ギターを持った昭仁さん登場。何が始まるのだろう。そうワクワクしながらも、緊張していたら 、昭仁さんがこう歌い出した。「月を飼うのと 真夜中に 水槽持ち出して 窓辺に置いた」と。

 

13.月飼い

f:id:possaku:20180218212407j:image

もう頭ん中こんな感じでした。画像中の「パァン」があの歌いだしね。この選曲はずるい。泣く。歌い出しからサビまではSEだけで、スクリーンには歌詞も映し出されてて照明も全体的に暗めで、まさしく歌詞に出てくる真夜中のよう。それが本当に曲の世界の中に入ったようで....、うろ覚えだけど、サビに入るときに一気に白い照明がバァァァッッッッって会場に広がっていって、演奏も始まって、そこでまた画像中の「パァン」喰らいましたね。いやぁ選曲自体も驚いたけど、それを演出で最大限に曲の世界観を洗練させて単に視覚聴覚だけじゃなくて、心の奥深くにまでこの曲の魅力を叩きつける、このポルノグラフィティのライブパフォーマンスの素晴らしさよ。いやもう何?俺ってこのパフォーマンス見るだけのために生まれてきたんだよな、って感じさせるぐらい神々しいパフォーマンスだった... 俺今まで「見えない世界」派だったんだけど、今日から「月飼い」派です。よろしくお願いします。

 

14.Part time love affair

いや、この流れはダメ。立て続けに脳みそ弾け飛ぶような曲演るのやめてください。処理が追いつかない。数ある好きなポルノの曲の中で、この曲は自分的に何か特別なものがあって。簡単に言葉で良さを表せないんです。いや、いくらでも感想書けって言われたら書けるんですけど、ただ単にそこら辺の言葉で片付けていい曲なのか?って思うほどの曲なんですよこれ。なんか言語では表せない魅力があるっていうか....上手くは伝えられないけど...まぁ単に俺が語彙力ないだけかもしれないけど、まぁそれほど大好きな曲を聴けてよかった。ただそれだけが言いたかった。

 

15.Fade away

いやだから脳みそ(ry

ただひたすら真っ赤な照明で、そこであんなドス暗い曲をされたらとことん暗くてとことんグロくて、地の底まで叩きつけられたような感覚になったんですけど、ゾクゾクするんですよね。特にギターソロ〜Dメロの流れが。あそこのダークさと言ったら本当に心を蝕まれて一気に闇に呑み込まれていくよう。アンパンマンでいうと、くらやみまん的な。違うか。月飼いからのこの3曲の流れは本当に凄まじかったねぇ〜〜

 

-MC-

昭「ここまでみなさんに七色の曲たちをお送りして来たつもりですが、みなさん受け取って貰ったでしょうか?!?ここからも希望の曲たちを歌っていきたいと思います受け取ってくれ!!」

 

16.Rainbow

この曲も久々!こういったちょっとクサい曲どっちかというと苦手なんですけど、歌詞の一言一句が正論なんですよね。そしてシンプルなので響く。この場で改めてRainbowを聴いてみてその魅力をすごい感じた。苦手だけど、いい曲なんだよなぁ。

 

17.ギフト

泣いた。Rainbowからの流れが素晴らしすぎて。こんな励みになる曲が続いたら絶対誰でも泣く。いやぁ2曲を本当に有効活用している。ここでギフトやったからこそ、Rainbowの感動も更に感じれたんだと思うんですよ。その逆もしかりで、Rainbowに続いたからこそ、ギフトの感動が更に生きたんだと思うんですよ。まさかこんなにこの二曲がガッチリとマッチするとは気づかなかった。何回も言うけど本当にここの流れは100点満点だった。

 

-MC-

昭「ありがとう!!
ここまで楽しんでくれていますか??うん、さすが大阪じゃわ!!まだまだいけますか!?今日を本当に特別な日にしようね!今日のその特別な日に!ざ、でぇーい!!」

 

18.THE DAY

隣のアッネが思わず「やったきたぁ〜〜」って言っていました。昭仁さん2番目ぐらいからとても苦しそうでした。そしてギターソロ前はアレンジされていてこれがまためちゃくちゃカッコよかった!真助さんが激しくドラムを叩いたり、とにかく凄まじいアレンジでした。このアレンジ、レスポールで聴きたかったなぁ....

 

19.ハネウマライダー

タオル回すハネウマめっちゃ久々だよね!?ここではもうタオル回すしかやってない!!@@@@

 

-MC-

昭「ありがとうございます。ええ、みなさんいろんな困難なことがあると思います。もちろんそれを乗り越えることは大事ですが、乗り越えてからも大事で。そこからもさらに大変かもしれませんが、いつだって「強さとは己自身を何度でもこと」だと思います!ということでラスト一曲楽しんで行ってくれ〜!!」

 

20.キング&クイーン

もうこれこそ有終の美、ザ・大団円みたいな感じだった。みんなで手を叩いて、手を振って歌って。そして何より曲の前のMCがすごく効いた。そうなんだよ、乗り越えてからが大事なんだよなぁ。また乗り越えてからも大変だけどいつだって「強さとは己自身を何度でもこと」なんだよなぁ。あぁ俺も頑張ろう。ありがとうポルノ。

 

-ENCORE-

昭「アンコールありがとう!!そんなにみんなは卑猥なカタカナ3文字連呼するけぇ!アンコールするよ!!さすが大阪やねぇほんま。そんなみなさんには新曲を聴いてもらおうと思います!自分ら的にもすごい挑戦した曲で、「ホリデイラブ」ってドラマの主題歌にもなってます。聞いてくださいカメレオン・レンズ!」

 

21.カメレオン・レンズ

これでも電子ドラム使っていて、tasukuさんがやっていました。すごい全体的にデジタルな曲なので、ライブでちゃんと演れるのか...って思ってたりしてたんですけど、全然問題なかったです。この曲もゾクゾクしたし、何より新曲を生で聴けるってのがこの上なく嬉しい。ドラマヒットしてるかどうかは知らんけど、この曲本当にヒットして欲しい。ポルノの進化を感じれるし、歌声も隅々まで岡野昭仁のヴォイスが楽しめるし、またもや新藤晴一の歌詞文学が凄まじいし、本当にいい曲。発売が楽しみ。

 

-MC-

メンバー紹介後、最初晴一さんはこれからも可能性と伸び代を探していきたいって感じのMCをしてました(うろ覚えなので割愛)。そしてそれに会場が拍手をしていると、ずっとテンション上がって「ありがとう!ありがとう!」と連呼してて、そのあと思いっきりマイク握ってありがとう!って言おうとしたら思いっきりマイクに歯をぶつけた!!(笑)

晴「いてぇー!!!」

昭「そんな調子に乗って訳のわからんことをするからだよ(笑)」昭仁さん大爆笑

晴「あーこれほんまに当たった」(歯が揺れてるか確認)

昭「あんま誰も同情してないよ(笑) 揺れてるんじゃない、あーあ明日の午前は歯医者じゃね」

晴「差し歯とかじゃないけど歯が取れそう」

昭「アロンアルファで止めとき(笑)」

 

晴「最後ヴォーカルは?(歯を気にしながら弱々しく) ヴォーカル岡野昭仁くぅ〜〜ん」

昭「ありがとうございます。ねぇこのツアー回っとって思うんじゃけども、こう僕らの周りには素晴らしいスタッフ、素晴らしいサポートメンバーが居てくれて、いつも万全のステージが出来ているんですけど、しかしそれは観客のみなさん、パズルでいうと最後のひとピースであるみなさんがいなければ、成り立たないものです。受け止めてくれるみんながいるからこそ、このライブが出来てると思うし、今日のライブでその最後のひとピースを埋めれたと思います!!今日はありがとう!!!

さぁ、といっても、最後の曲、みんながアホにならなければ今日のライブは完成しません!!あのパズルでも最後のコーティングみたいなのするじゃろ(笑) だからみんなアホになれよ!!アホになる準備は出来てますか!!!!それじゃアホになれよ!!!ラスト一曲ジッレンマァ〜!!」

 

22.ジレンマ

はい。アホになりました!飛んで叫んで手を振って!!各ソロでは、なんと康兵さんがNAOTOさんから受け継いだのか、ブリッジで弾いていました。そして曲の最後は

昭「これにて、今日のライブは完成です〜!!」って言っていました。いやぁジレンマライブ久々だけどやっぱ楽しいな。

 

 

最後一言

晴「いやらしい話になりますが、新曲よろしく〜〜!!」

昭「みんな今日はありがとうー!!さすが大阪ー!!また会おうね!!!」

でした。

 

・総括

今回のライブ、本当にセットリストのバランスが良いライブだと思う。今回のライブのへそは間違いなく「月飼い」だと思うんだけど、その月飼いが独りよがりになってないのが本当によかった。もちろん月飼いも良かったんだけど、そのほかにもやったカップリング曲たちもちろんアルバム曲たちも凄い印象が濃かったし、なによりもMCでも言った通り、新しいアルバムツアーなのにポルノの歴史もちゃんとキャッチ出来たってのがすごいよかった。あぁいいライブだったなぁ。もう一公演行きたい... 今回一公演だけの参加ってのがすげぇ悔しい。まぁWOWOW生放送まで待つか〜。神戸セトリ変わるんかなぁ〜〜てか大阪二日目弾き語りハートしたっていう。カゲボウシももちろん良かったけど、ハートは羨ましすぎる.... まぁWOWOW楽しみですね!

 

肴にして呑める、ポルノのギターがやばい4曲

もう2月。早い。

突然ですが2月13日にポルノのライブに行きます。大阪公演。そういえば、東京公演では仲里依紗さんを含め数々の芸能人、関係者の方々が来ていたみたいで。まぁそのせいって言ったらおかしいけど、音楽メディアの記事でネタバレ喰らったんですけどね。えぇ、マジで◯してやろうかと思いました。

まぁライブも近いってことでポルノ(ほぼカメレオン・レンズ)ばかり聴いてるんですけど、やっぱりポルノの曲はギターがかっこいいのが多い。今日はポルノのギターが最高にかっこいい曲を何曲か。

 

・ライオン

まぁこれは曲自体めちゃくちゃかっこいいんですけど、ギターが本当に好きすぎて。ワンフレーズワンフレーズがどれも若々しさみたいなのがあって尖ってて荒いところもあるんですけど、それがかえって無茶苦茶かっこいい。歌に入る前の骨太サウンドなスライド、ソロで唸るチョーキング、そしてソロ明けのピックスクラッチ。これを1960年のレスポールで演るもんなら、その場で気絶する絶対(FCUWではソロアレンジしてたけど...)。「ヴォイス」に収録されているライブバージョンもヤバイぞ。むしろ原曲を超えるかっこよさだぞあれは。シンプルなロックサウンドなギターを楽しみたい方にオススメ。

 

ジョバイロ

まぁ基本的に原曲の方はヴァイオリンが強調されてて隠れがちかも知れませんが、こういうアコギのストロークが激しい曲大好きです僕。あれが弾けるもんなら気持ちよすぎて失神するでこれ。間奏のヴァイオリンとのユニゾンも絶品。多分Martinで収録したと思う。Martinは本当にいい音する。てか晴一さん本当にギターに恵まれてる。Pre Warの000-28も持ってるし。素直にズルい。そんだけヴィンテージギターいらないでしょ、ください。

 

・メリッサ

まぁここで知名度の高い曲を。ソロがいい。サビのフレーズをほぼまんまで弾いてるだけなんですけど、シンプルなかっこよさがあるんですよね。個人的には晴一さんは特にチョーキングやビブラートが上手だと思うんです。このソロは、その技術を最大限に活かせてるじゃないかなと思います。てかTHE WAYのメリッサ、レスポール使ってたよね。現地行ってないけど映像見て泣きそうになった。だって最近ずっとテレキャスとかだったじゃん???昔っからポルノ見てたらやっぱりメリッサ=レスポールなんだよなぁ。あかん、ギターがいい曲を紹介してるのにさっきからギター単体を紹介してる。

 

・東京デスティニー

まぁ聴いての通りカッティングの曲です。晴一さんカッティングも上手だと思います。このフレーズの良さは文章上では語れず。とりあえずAメロにちょくちょく入る「トゥク....」ってのがいい。あとソロと、最後の地味に聴こえにくいけど、「あなたこそが全てさ」の直後に入るスライドが本当にイイぞ。ちょっと女の子にオシャレな曲教えてよ!って言われたら迷わずこのCDを叩きつけてやりましょう。カップリングのダリアを含め、速攻で惚れる。

 

まぁここいらで。もっと紹介したい曲あるんだけど、まず新藤晴一のギタープレイを楽しみたいなら、この曲たちからかなぁと思ったので。あとこれ以上やったらマジで長くなりそうなので。

またします。

 

 

 

 

ポルノグラフィティのニューシングル「カメレオン・レンズ」がやばい

2018年3月21日、ポルノグラフィティが46枚目のシングル「カメレオン・レンズ」をリリースする。この曲は1月26日に放送開始される、テレビ朝日ナイトドラマ「ホリデイラブ」の主題歌にもなる曲。その曲が今日、ポルノグラフィティのギター、新藤晴一が務めるラジオbayfm78「カフェイン11」にて宇宙初となる音源のフル解禁がされた。

 

それを俺は聴いた。わざわざ367円はたいてradikoプレミアム会員になって聴いた。いや、実際は親に内緒で携帯会社の決済でradikoプレミアム会員になって聴いた。ただ一言、「これはヤバい」。

 

なんですかこの曲は。世界観が凄すぎる。なんだこの曲は。なんだこの妖艶さと狂気が詰まったようなエロティックなメロディは。そしてなんだ晴一さんの書く切ないけどどこかお洒落な歌詞は。そしてSkoopのTAKEさんのコーラス。最高かよ。そして岡野昭仁、あなたまた歌上手くなってませんか?表現力が圧倒的すぎる。

 

曲の展開の仕方がオシャレだしカッコいい。Aメロ〜Bメロは至って静か。しかしサビ前の「ノォンノォンノォンノォン〜♫」で曲の雰囲気が一気にガラリと変わる。Aメロ〜Bメロのシンプルなメロディとは裏腹に、サビではまるで複雑に入り組んだ迷宮のような深みを帯びたメロディ。なにこのメロ、スルメメロすぎる。編曲篤志さんすか。「Montage」の時も思ったけど、彼は本当に白眉だと思います。とにかく超スルメメロ。

 

歌詞も晴一さんらしくてオシャレでどこか甘美的。だけど凄く切ない。そして何よりワードのひとつひとつの意味がとても強い。特にDメロの歌詞が切なすぎるし、凄く意味も深い。「痛みがたったひとつだけの通じ合えるもの分かち合えるものかな?」。人間なんて傷を舐め合う生き物だし、それで慰めあえるならそれでいいかもしれないけど、結局は哀しいことでしか共通点がないってことがダブルで痛い。超痛い。まずカメレオン・レンズってワードを選ぶこと自体晴一さんらしい。てかまず日常生活の中でカエサルなんて思いつきますか??

 

そんないろいろヤバいポルノの新曲、「カメレオン・レンズ」。ドラマはもちろん、「ホリデイラブ」はテレビ朝日系列だから、Mステとかもちろんこの曲で出演しますよね??間違いなくそのMステを観た人全員を虜にする。この曲は。絶対観るしかない。なんなら正座して観ましょうみなさん。