暇人音楽好きのブログ

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ポルノグラフィティ:隠れた名曲

超久しぶり。そして超絶今更ですけど、ポルノグラフィティが遂に定額制音楽サービスで解禁された。まぁCD全部取り込んでる自分にとってはあんまり関係のないことだけど、なんか時代だなぁって思ったりしてます。その中でも、Apple MusicでAppleが作ったプレイリストがあったんですよ。その名も「ポルノグラフィティ:隠れた名曲」。もうそれはワクワクして中身見に行ったんですけどこれ。

 

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なにこれ。ほぼほぼシングル曲じゃねーか。ALL TIME SINGLESじゃねぇんだよ。どこが隠れてんだよ。

 

そんなわけで、このApple Musicのプレイリストがひどすぎるので今日は自分がポルノグラフィティの本気の隠れ名曲を何曲か出し、プレイリストを作ってみようと思う。では、行ってみよう。

 

M01: Regret 

Regret

Regret

  • provided courtesy of iTunes

32thシングル「EXIT」収録。作詞・作曲:岡野昭仁、編曲:ak.hommaポルノグラフィティ

タイトル通り、「後悔」を題材にして歌われた楽曲。ダーク岡野全開な曲です。「カタルシスを呼び醒まして」「ルシフェルの悪戯ほど」など意味の分からない単語が出てきますが、自然と溶け込んでくる世界観がある。「後悔」を題材にした楽曲なのに、なぜか聴くたびに心があらわれていくような感覚になる。なんか祈りたくなる。アウトロのギターソロも絶品。

 

M02: 煙

煙

  • provided courtesy of iTunes

31thシングル「君は100%」収録。作詞・作曲:新藤晴一、編曲:tasuku,Porno Graffitti

「ギフト」のような励みになる曲や、「元素L」のような壮大なラブバラードや、「カメレオン・レンズ」のような妖艶な曲などを書いてる晴一さんですが、この曲はそのどれにも当てはまらない。歌詞の言葉ひとつひとつの切れ味が鋭い。「誰かと分かり合おうなんて 正直 めんどくさい」「お互い三歩離れたら 万事がうまくやれる」全くその通りだと思う。アウトロはイヤホンで聴くことを推奨します。

 

M03: Free and Freedom

Free and Freedom

Free and Freedom

  • provided courtesy of iTunes

19thシングル「ジョバイロ / DON'T CALL ME CRAZY」収録。作詞:岡野昭仁、作曲:新藤晴一、編曲:ak.hommaポルノグラフィティ

タイトル通り「自由」について歌ってます。ある種哲学のような曲です。アコースティックな曲で、どこか異国を漂ってるような、ポルノ特有のメロディです。2番のBメロ~サビにわたっての歌詞がとにかくすばらしいから聴いてほしい。ポルノなりの自由に対する持論を表した曲だと思います。

 

M04: Anotherday for "74ers"

Anotherday for

Anotherday for "74ers"

  • provided courtesy of iTunes

 14thシングル「ラック」収録。作詞:新藤晴一、作曲:Tama、編曲:ak.homma

一応歌詞はあるけど、最後のほうでしか歌わないので、実質インストゥルメンタルです。Tamaポルノグラフィティとしての最後の作品です。当時開催されたライヴサーキット、「74ers」へ向けて作られた曲で、ツアー同様独創的な世界観が確立された曲。ロックなのに、なぜか踊りたくなるようなメロディ。Tamaの才能を感じる。ベースラインもホントにしっかりしてて、特にアウトロのスラップが良すぎてもうアウトロだけでも5億年は聴いてられる。

 

M05: Swing

Swing

Swing

  • provided courtesy of iTunes

 7thシングル「ヴォイス」収録。作詞・作曲:岡野昭仁

普通の別れて残されていった男を描いた失恋ソングだけど、歌詞の描写にとても哀愁を感じる。一番Bメロの「もう濡れることのない赤いサンダル残していった」とか、大サビの「相も変わらず煙草吹かし」とかも強がってるなぁって感じるし、なのに最後に「君を忘れてしまおう」って慟哭にも聞こえる歌声で歌ってるし、とにかくポルノの失恋曲のなかでも特に寂しい。間奏のギターのチョーキングもそれを物語ってます。名曲。まぁ作った本人存在忘れてたみたいですけど。

 

M06: ナイトトレイン

ナイトトレイン

ナイトトレイン

  • provided courtesy of iTunes

 24thシングル「痛い立ち位置」収録。作詞・作曲:新藤晴一

この曲はとにかくバンドサウンドがかっこいい。軽快なカッティングが映えるギター、スネアやシンバルの響きが気持ちいいドラム、唸るベース、そしてサビ終わりに入るクールなシャウト。最高です。曲の構成もすごくしっかりしていて、音の緩急がこれまた至高。

 

M07: CLUB UNDERWORLD

4thアルバム「WORLDILLA」収録。作詞:新藤晴一、作曲:Tama、編曲:ak.homma,ポルノグラフィティ

これぞTamaの真骨頂。ダンスミュージックのようなロックな曲。イントロのわけのわからんSEが流れた後の演奏が始まる瞬間はいつ聴いてもゾクゾクする。早いテンポにもまた爽快感があり、メロディラインもシャレオツ。間奏のピアノがまたいい。歌詞もオシャレかつ妖艶。晴一とTamaの本気と才能を全身で感じれる曲。

 

M08: Light and Shadow

7thアルバム「ポルノグラフィティ」収録。作詞・作曲:岡野昭仁、編曲:ak.homma,ポルノグラフィティ

なんか個人的にアルバム「ポルノグラフィティ」って全体的に影がうすい印象があるんですけど名曲が多い。それもまたその一つで、少しダークネスな感じな楽曲とちょっと厨二っぽさがある歌詞がマッチしてる曲で、シンプルにカッコいいっす。この曲もバンドサウンドがとても気持ちいいです。この時期のバンドサウンド好きだなぁ。

 

M09: Love, too Death, too

26thシングル。作詞:新藤晴一、作曲ak.homma、編曲:ak.homma,ポルノグラフィティ

シングル曲なので入れようか迷ったんですけど、あんまりファンでも話題に上がらないことやファン受けもそこまで(?)って感じだったので入れてみました。「散り様の美学」を題材に、それを恋愛や人の生命にかけて展開されていく曲で、歌詞もメロディも含めとても独創性があふれるポルノ中期の名曲。この間どこかの記事で「メロディがスカスカで安っぽい」みたいな感想があったけどどこがだよ。ストリングスやブラスが織りなすシリアスな雰囲気にラテンとロックが混ざって最高じゃねぇか。歌詞も哲学的でいい。

 

M10: ∠RECEIVER

∠RECEIVER

∠RECEIVER

8thアルバム「∠TRIGGER」収録。作詞:新藤晴一、作曲:岡野昭仁、編曲:ak.homma, Porno Graffitti

ポルノには珍しく社会的なメッセージも持ち合わせてる楽曲で、聴き終わると様々なことについて考えされる。この曲は2010年に発表されてるんですけど、今の時代こそこういった楽曲が必要なのではないでしょうか。晴一さん最近こういう切れ味鋭い歌詞書かなくなったなぁ。この楽曲のメッセージ性には何か心が動かされるものがあります。2番の歌詞を特に聴いていただきたい。

 

M11: 生まれた街

34thシングル「ゆきのいろ」収録。作詞・作曲:岡野昭仁、編曲:朝本浩文,Porno Graffitti

この曲はとにかく異質。故郷への想いがテーマになっていて、聴くと幼い頃に過ごした情景とかが浮かんでくるんですけど、曲がものすごく暗くて不安になるようなメロディなんですよね。けどどこか包み込まれるようなぬくもりみたいなのも感じ取れるし、不安になりつつもなぜか安心もする。アレンジャーもいつもと違う方なのでまた違ったポルノを感じれる曲です。

 

M12: LIVE ON LIVE

LIVE ON LIVE

LIVE ON LIVE

ライヴDVD「“BITTERSWEET MUSIC BIZ” LIVE IN BUDOKAN 2002」収録。作詞・作曲:岡野昭仁、編曲:ak.homma,ポルノグラフィティ

珍しくDVDのボーナストラックとして収録されている曲。読み方は「リヴ オン ライヴ」。ライブに挑む観客のことが描かれている。ライヴにおいて観客の高揚感や、興奮、衝動、感動という感情が歌詞に全て詰まっていて、共感どころかとにかくライヴに行きたくなる。しかし歌詞の意味をよく考えてみると、ただ単に観客の気持ちを歌っているのではなくて、ミュージシャンとしての自分たち(ポルノ)へのメッセージにもなってるのではと思う。そういう点でいうと、観客とミュージシャン両方の視点からのライブへの気持ちが読み取れる曲になる。要は名曲だってこと。ちなみにリンク貼ってますが、シングル「EXIT」には、2011年末のこの曲のライブ音源が収録されてます。両方必聴。

 

 

 

如何だったでしょうか。できるだけライブで演奏されてない曲や、ファンの中でも話題に上がってない曲を出したつもりです。先日始まった “UNFADED” ではこの中のどれかが演奏されたりしてるのかなぁ。あぁ、福井、幕張公演参加するけど楽しみすぎる。

 

またUNFADEDのレポもするつもりなのでその時にでもまた。

 

メリクリ&良いお年をお過ごしください。